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たたら製鉄の火入れ式、島根 日本刀の鋼作り - 秋田魁新報

 日本刀の原料となる玉鋼を生産する伝統技術「たたら吹き」を国内で唯一継承している製鉄所「日刀保たたら」(島根県奥出雲町)で22日、砂鉄を炉に入れる火入れ式があった。

 たたら吹きは「ふいご」と呼ばれる送風機で炉に風を送り高温を保ち、鉄の塊である「けら」を作り出す手法。村下と呼ばれる技術長の下で砂鉄や木炭を三日三晩、30分おきに休まず入れ続ける。最終日の25日朝に約3トンのけらを作り、そこから選別した2・5トンの玉鋼を全国の刀匠約200人に提供する。

 日刀保たたらは戦後操業が途絶えていた製鉄所跡を整備し、1977年に日本美術刀剣保存協会が復活させた。

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January 22, 2020 at 09:01AM
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