日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は9日、AI導入企業自身が従来のリソースを活用し、データ分析サイクルを回せるように支援するワンストップサービスを提供すると発表した。米RapidMinerのAI機械学習ソフトウェアを中核として利用するという。
このサービスは、市場からの要求に対応できるAIの基礎知識、データ準備、モデル作成、実装、運用を一貫して支援することにより、企業がAIを利用してビジネス課題を解決できるようにサポートするもの。データ分析の標準フレームワーク(CRISP-DM)をベースに、AIデータ分析プロジェクトに必要な一連のサービスを提供するという。
具体的には、まず、データ分析に必要な基礎知識からAIの効果的な活用方法までを、ハンズオン形式で学習するトレーニングコース「AI-Rapidマスター」を提供する。このコースでは、自社のデータを用いて、AI活用によるデータ分析のプロセスを最短1週間で体験可能となっており、ユーザー企業自身がAIデータ分析サイクルを回せるようになることを目指す。
また分析モデル作成のフェーズでは、ビジネス要件を理解するユーザーと、製品を熟知した日商エレのエキスパートにより、分析モデルの作成・検証作業を実施することで、短期間かつ高精度でのモデル作成を図る。
こうして作成したモデルは、データ分析対象となる既存システムとAPI連携によるサービス実装を行うため、実ビジネスでAIを活用した予測、分類が可能になるとしている。なお、モデル作成環境はローカルとPaaSから選択できるほか、実行環境も「オンプレミスで結合」「クラウドから呼び出し」を選択可能となっている。
加えて本番運用後は、実装した分析モデルの精度分析を行い、運用フェーズで見えてくる課題や改善点をレポートする。この段階では、モデルの精度監視を通じて定期メンテナンスを行い、環境の変化にあわせた最適な精度を維持するとのことだ。
日商エレでは、これらのサービスについて、「業務課題がAIでどのように解決できるのかわからない」「分析モデルを作成/検証するサイエンティストがいない」「属人化している業務をAIに置き換えたい」といった課題を持つ企業に適しているとアピールしている。
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March 09, 2020 at 10:51AM
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AI導入企業自身がデータ分析サイクルを回せるように支援、日商エレの新サービス - クラウド Watch
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