鉄砲の仕組みを詳しく調べるため、光秀は分解できる職人を探して、鉄砲を作っているとうわさの近江・国友村(現在の滋賀県)へ。そこで、伊平次という職人が腕を買われて、京に行ったという情報を得た光秀は、斎藤道三(本木雅弘)の許しを得て再び京へ向かう。
京では、かつて鉄砲を求めて、堺を訪れた際に出会った三淵藤英(谷原章介)、松永久秀(吉田鋼太郎)と再会するほか、新しい出会いも。細川藤孝(眞島秀和)、足利義輝(向井理)、三好長慶(山路和弘)、細川晴元(国広富之)らが初登場。
登場人物が男性ばかりの中、異色だったのが、「伊平次の居所は突き止めてある」という松永と光秀が「遊女屋」を訪れるシーン。第5回の演出を担当した藤並英樹氏は「当時の風俗を描いた絵巻物や屏風絵を参考に、時代考証に基づいた演出で再現してみました。女たちが足相撲をしていたり、化粧などの支度をしていたり、遊楽のさまざまな姿を描きました」。
撮影では、遊女屋のセットの中での動線だけ決めておき、「あとは鋼太郎さんにある種お任せして、自由に演じていただきました」と、ふすまを開けた後のリアクションではアドリブを入れながら吉田が本領発揮。“神は細部に宿る”という有名な言葉があるが、ストーリーには直接関与しない、松永が通り過ぎていく際に少し映るだけの“遊女”たちのシーンにも、こだわりが詰め込まれている。
第5回は、光秀は再び訪れた京で、伊平次を探しながら、将軍・義輝をとりまく不安定な情勢を知り、鉄砲の真の力はお互いをけん制させ、戦を減らす抑止力になるという話を聞く。
「長谷川さんをはじめ、演技巧者な人たちばかり。アイデアを出してくれるし、あうんの呼吸で楽しみながら演じてくださって、面白いシーンがたくさんあったと思います」(藤並氏)。
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February 16, 2020 at 06:53PM
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【麒麟がくる】吉田鋼太郎、異色の遊女屋シーンでのびのび - 大分合同新聞
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