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久しぶりに走らせる2サイクル車はエンジン始動前に注意深くメンテを〈スーパーゾイル〉(WEBヤングマシン) - Yahoo!ニュース

世界的な旧車ブームが継続中

もはや一過性といった言葉では片付けることができない、世界的な旧車ブーム。この流れは日本国内のみならず、バイク先進国であるヨーロッパ市場(イギリス、ドイツ、イタリア、フランス、スペインなど)や、北米市場でも同様の傾向と言えるだろう。 国内の二輪車登録台数を見ても、新車の販売以上に中古車市場が堅調との声が大きい。あのバイクブームと呼ばれた’80年代当時以上に、現在のバイクシーンの方が、大型モデルの登録台数が多いといった現実もある。 旧車に人気が集中する最大の理由は、ニューモデル開発の眼が、現在盛況な市場に向けられているからに他ならない。例えば、北米でもヨーロッパでもなく、当然ながら日本国内市場でもない。 今、もっとも盛んなバイク市場=東南アジアなのだ。若者人口が多いことも手伝いケタ違いのセールスを記録するのだから、日本市場がおざなりになって当然と言えば当然。それは仕方のないことだ。 しかし、日本国内には’80年代のバイクブームを知るライダーが多い。また、ブームの時すでにベテランと呼ばれたライダーが、今なおバイクライフを楽しんでいる現実もある。ライダーは若い!! それだけに、懐かしい「旧車こそ我が人生!!」なんて考えるライダーが、実はかなり多いようだ。

2サイクル車の好調を維持するには

旧車の中でも、現在のバイクとはまったく違うモデルに「2サイクルカテゴリー」がある。2サイクル車が圧倒的主流で、4サイクル車は少数派という時代も昔はあった。しかし、スーパーカブの登場とその普及によって、その流れが大きく変った。 それでも90年代初頭まで、2サイクルモデルは開発され続けてきた歴史もある。あの頃までのバイクメーカーには、特徴や主張があった。そんなメーカー独自の”個性”を愛し、今なお当時のモデルに憧れているファンが多い。 月日が経過しただけで、一般的には”旧車”扱いでも、自分にとっては現役モデルだと考えるベテランライダーも数多い。 そんな旧車なら、なおさら重要なのがメンテナンスだろう。特に2サイクルモデルは、その性格やエンジン特性からメンテナンスが必要不可欠なケースが多い。絶好調だったエンジンが、突如不調になることも珍しくなく、そんな状況で無理に回してしまい、ダキツキや焼き付きを起こしてしまった…、なんて話も珍しくない。 また、エアークリーナーを掃除したときにキャブの取り付けを緩め、そのトルク管理を間違えたことで二次空気を吸い込み、ピストントップに穴を開けてしまった…、などといった例も決して珍しくはないのだ。 2サイクルエンジンに限らず、好調だったエンジンが突然不調になるときには、必ず何らかの物理的原因があるもの。そんなことにならないためにも、メンテナンスが必要不可欠であり、絶好調を再現できるスキルも重要になるのだ。 ここで作業するスズキRG250ガンマは、自賠責保険が切れてから乗らなくなり、しばらくガレージで冬眠していた車両だ。久しぶりに走らせたい、とマシンオーナーから聞いたので、それならお約束の”メンテナンスコース”を実践してみよう、ということになった。 〈写真01〉20世紀当時はワインディングに数多く生息していた2サイクルスプリンターだが、もはや絶滅危惧種に近い。だからこそしっかりメンテナンスして、末永く付き合いたいと考えるマシンオーナーが増えている。トライモデルはバラツインエンジンのスズキRGガンマ250ウォルター・ウルフ。 今回はタンク内のガソリンが腐っていなかったので、想像以上にエンジン始動は楽だった。それでも、始動前には金属摺動部分へしっかり注油を行っている。2サイクルエンジンの再始動時に最低限実施したいのが、スパークプラグを外して「プラグ穴から2サイクルオイルを適量差す」作業だろう。 しばらく乗らなかったことで、シリンダーやピストンリング周辺のオイルがクランクケース内に落下し、カラカラの乾燥状態になっていることが多いのだ。そんな状況のままキック始動したら、と考えてみてほしい。この潤滑促進を行うことによって、エンジンコンディションにダメージを与えなくて済むのだ。 今回は、エンジン始動前に2サイクル用シンセティックゾイルをプラグ穴からスポイトで適量差し入れ、さらにギヤオイルは始動前に4サイクル用シンセティックゾイルに交換した。走行可能な状態であれば、エンジン暖機後にギヤオイルを交換した方が、効率良く汚れたギヤオイルを抜き取ることができる。 ちなみに2サイクルエンジンの場合は、単純な空吹かし暖機では、ギヤオイルはほぼ温まらないことを知っておこう。金属同士が擦れ合うときに発生する摩擦熱に反応し、金属表面改質再生効果を発揮するのがスーパーゾイルの大きな特徴である。 焼けただれ気味の金属表面に金属化合物を蓄積し、金属表面を滑らかにする、いわば”トリートメント効果”を発揮するのも、スーパーゾイルの大きな特徴でもある。この効果に助けられたライダーも数多いはずだ。 今回は、ドライブチェーンにスーパーゾイル・チェーンルーブを吹き付けた。汚れが酷いときにはチェーンクリーナー&ブラシで汚れ落としを行うのが先決だが、今回は、完全なる乾燥状態になっていたので、チェーンルーブをしっかり吹き付けてから余分なグリスをウエスで拭き取った。この拭き取りの際には、指先をケガしないように、エンジンは停止状態かつ”一人で作業する”のが基本中の基本である。 〈写真02〉しばらく走らせていなかった2サイクルエンジンは、シリンダー内壁やピストンリング周りのエンジンオイルがクランク室に流れ落ちてしまい滞留しているので、プラグ穴からスポイトでエンジンオイルを流し入れ、クランキングするのがお約束だ。 〈写真03〉スパークプラグを2本とも抜き取っているため、キックアームは手で簡単に降ろすことができる。逆に、抵抗感やメカノイズがあるときには無理してキックを降ろさず、原因追及が先だ。 〈写真04〉最終型パラツインガンマ250は、ガソリンタンクキャップを外したところにオイルタンクのキャップがある。一気にドバッと入れすぎないようにジョウゴで確認しながら注入しよう。 〈写真05〉しばらく走らせていないのでギヤオイルも交換することにした。2サイクルエンジンでもギヤオイルには4サイクル用スーパーゾイルを使う。今回はスーパーゾイル配合済みの100%化学合成シンセティックゾイルを利用した。 〈写真06〉ドレンガスケットも新品に交換した。 〈写真07〉ギヤボックス内とプライマリーユニットの潤滑のみなので、容量は少なく850cc。旧ギヤオイルを完全に抜き取ってから850cc注入。キックアーム下にレベルボルトがあるので緩めてレベルを合せる。不足時は追加注入しよう。 〈写真08〉いよいよエンジン始動に取りかかる。タンクキャップを外してガソリンの臭いを嗅いでも腐ったガス特有の臭いはなかったので、フロートチャンバードレンを緩め、燃料コックをオンに。 〈写真09〉ドレンパイプからガソリンを流し出しドレンボルトを締め、オーバーフローがないか確認した。そしてチョークを効かせてキック2発、いとも簡単にエンジン始動!! 気になるメカノイズは皆無だ。 〈写真10〉【スーパーゾイル シンセティックゾイル for 2サイクル 100%化学合成 JASO/FD】現在では珍しい”赤色”を採用しながらも、高性能を誇る100%化学合成のフルシンセティック仕様。性能もさることながら、”赤オイル”であることも大きな人気の理由だ。●容量:1000ml ●価格:4300円(税抜、以下同) 〈写真11〉【スーパーゾイル for 2サイクル】ブランドオイルを引き続き使いつつ、スーパーゾイルの効能を体感したいユーザーにお勧めの商品。利用当初は従来オイルと50対50で使い、2回目以降は5対1(スーパーゾイル) の比率で利用してみよう。●容量:450ml ●価格:3800円(100mlボトルは1200円) 〈写真12〉【スーパーゾイル シンセティックゾイル 10W-40】4サイクルエンジン用として開発された100%化学合成のフルシンセティック仕様。2サイクルエンジンでは、ギヤオイルとして利用することができる高性能オイルだ。●容量:1000ml ●価格:4300円 〈写真13〉【スーパーゾイル チェーンルーブ】バイクメンテナンスでもっとも定期的なケアが必要なドライブチェーン。高性能チェーンルーブにスーパーゾイル成分を混ぜたこの商品を使えば、チェーンもスプロケットも延命になる。●容量:220ml ●価格:2000円

モトメカニック編集部

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September 07, 2020 at 09:34AM
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